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センター概要 

センター長あいさつ

ごあいさつ

名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山研究センターは、地震・火山災害の軽減を目指し、地殻活動の仕組みの解明と、それを通じた地震および火山活動の予測に関する研究と教育を行うことを目的としています。その目的を達成するために、本センターは、科学技術・学術審議会の建議に基づいた「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」を始めとする様々な研究プロジェクトの元で、全国の他大学・他機関の研究者と連携して研究を推進するなど、国内外の研究者と共同で研究を推進しています。

地震と地殻変動の観測所として活動をスタートし、中部地方における地震・地殻変動・火山観測を担ってきた経緯から、本センターは観測に基づく研究を主体としつつ、理論や計算、史料調査などを加えた多面的な研究を展開しています。具体的には、南海トラフでの巨大地震発生を念頭においた、沈み込み帯における地震発生の物理過程の解明と監視・評価を目指した研究、プレート運動と地殻活動の相互作用の観点に立脚した内陸地震の研究、御嶽山を始めとする火山におけるマグマや熱水系などの火山現象の過程の解明と活動評価を目指した火山研究、を中心的な研究課題として取り組んでいます。

本センターは、2017年度から新たに御嶽山火山防災研究寄附分野を設置し、長野県木曽町に御嶽山研究施設を開設しました。御嶽山の観測研究を推進するとともに、火山活動状況の把握と評価、住民・行政と連携した防災力向上の取組み等に関する教育・研究を推進していきます。

本センターは環境学研究科の一員として大学院教育にも積極的に取り組んでいます。地震・火山の謎に取り組むことにより固体地球科学の深い知見を持つとともに、関連分野への広い視野を持つ、将来を担う研究者と安全安心な社会に貢献できる人材を育成していきます。

今後とも本センターの活動に対し、皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い致します。

ここに、センター長の写真が入ります。

名古屋大学大学院環境学研究科
地震火山研究センター センター長

渡辺 俊樹