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成果普及活動 

2017年度年次報告会

名古屋大学環境総合館レクチャーホール(2018年3月12日)

 2018年3月12日(月)、環境総合館1階レクチャーホールにて地震火山研究センター年次報告会を開催しました。午前は内陸地震や地下構造等に関する7件の研究成果発表があり、地震・地殻変動観測のための機器の開発・改良と運用テスト、御嶽山周辺域で群発地震を引き起こす間隙流体について地震のメカニズム解や比抵抗構造を用いて調べた研究、フィリピン海プレートの沈み込みに伴う東海地区の地下構造の研究、熊本地震の断層調査などの研究成果について講演が行われました。午後の前半はプレート境界地震に関する6件の研究成果発表があり、東北日本や西南日本、コロンビアの沈み込み帯などで発生する海溝型巨大地震について陸域・海域での地殻変動観測や古文書、数値シミュレーションなどを用いて調べた研究成果が紹介されました。午後の後半は昨年7月に発足した御嶽山火山研究施設に関する一般向け講演を行いました。講演は御嶽山研究施設に関わる3名の講演者によって行われ、研究施設設立までの経緯と研究施設の役割、御嶽山の地質学的な特徴、研究施設で行ってきた取り組み等について紹介が行われました。(前田裕太)

 

講演する渡辺センター長
講演する山岡教授