火山超雑学クイズ

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出題クイズ

Q94
浅間山の有史以降の噴火で、規模が最も大きい噴火が発生したのはいつのことでしょうか?(國友孝洋)
出題者(國友孝洋)

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A94
1108年(天仁元年/てんにんがんねん)です。

解説

 1108年の噴火は、天仁噴火または浅間B軽石噴火と呼ばれ、前掛山から噴火しました。火砕流(追分火砕流)が南北の山腹に流下し、約80平方キロメートルの地域を覆いました。火砕流の噴出直後には、上の舞台溶岩を北側山腹に流下させました。天仁噴火は、有史以降はおろか、過去1万年間に浅間山で発生した最大の噴火と考えられています。噴出物の総量で比較すると、天仁噴火は1.41立法キロメートルで天明噴火(0.73立法キロメートル)のおよそ2倍になります。浅間山の火山ハザードマップ(平成30年5月浅間山防災協議会)の作成にあたっては、天仁噴火が主な検討対象とされています。


参考文献

気象庁ホームページ(浅間山 有史以降の火山活動)

https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/306_Asamayama/306_history.html

産総研のホームページ(1108年噴火)

https://www.gsj.jp/hazards/volcano/asama/2004/tennin.html

浅間山火山防災協議会(浅間山火山ハザードマップの解説。平成30年5月)

https://www.town.karuizawa.lg.jp/www/contents/1527126450996/simple/5.pdf

早川由紀夫・中島秀子(1998)資料に書かれた浅間山の噴火と災害 火山 第41巻第4号 213-221

http://www.hayakawayukio.jp/volcanoes/asama/asamasiryo/honbun.html