施設概要

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設置目的

  2014年に発生した御嶽山噴火においては、地元自治体と専門家との十分な連絡体制ができていませんでした。気象庁から発生される情報を、防災を担う地元が理解するための相談相手となる専門家もいませんでした。このようなことから、長野県や地元自治体が御嶽山地域への研究施設の必要性を強く希望していました。2017年、名古屋大学がそれを受ける形で、長野県・木曽町・王滝村の協力を得て御嶽山火山研究施設を開設しました。現在は長野県の支援による研究スタッフが週末を中心に勤務しています。

  御嶽山火山研究施設は、名古屋大学が御嶽山の研究を行うためのかなめの施設であると同時に、名古屋大学が地元の火山防災力向上に貢献するための施設でもあります。施設は、木曽町三岳支所内にあり、木曽町・王滝村の両町村にとって利便性の高い位置であると同時に御嶽山山頂を直接望むこともできる場所です。また御嶽山の研究に訪れる研究者にとっても便利な場所であり、噴火時における観測調査基地としての役割も担うことのできる場所です。さらに普段から役場の方々と顔を合わせる機会も多く、研究者と地元との顔の見える関係を構築する上でも好都合な場所となっています。

御嶽山火山研究施設の3つの役割

  • 一.御嶽山火山活動評価力の向上
  • 二.地域主体の防災力向上に対する支援
  • 三.火山防災人材育成の支援と火山に関する知見の普及

メンバー

  • 山岡先生写真

    山岡 耕春 教授(併任)

  • 國友先生写真

    國友 孝洋 特任准教授(専任)

  • 田ノ上さん写真

    田ノ上 和志 研究協力員(専任)

施設懇談会

御嶽山火山研究施設では、施設懇談会を年2回開催します。
地元(長野県、木曽町、王滝村)へ活動や研究の報告を行ってご理解を頂くと同時に、ご要望を伺い施設運営に生かします。

第1回施設懇談会は、2018年5月16日に木曽町文化交流センターで開催されました。御嶽山火山研究施設の2017年7月2日の開所からこれまでの活動が、國友特任准教授によって報告されました。また、名古屋大学の研究トピックスとして、御嶽地域でのGNSS観測による成果が、伊藤武男准教授によって紹介されました。長野県担当者からは、出前授業等、子供たちに御嶽山や火山の知識を伝える機会を増やしてほしいという要望を承りました。

設備

  • 1.地震観測データ受信・保存用サーバ

地震観測データは、冗長化のため、名古屋大学のサーバーに加えて研究施設の受信・保存サーバーへも保存されています。

  • 2.火山活動表示システム

名古屋大学御嶽山火山研究施設では、御嶽山周辺の観測点で得られたデータを大型ディスプレイでリアルタイムに表示することができます。
画面は、2018年11月23日に発生した焼岳の火山性地震とその周辺で発生した群発地震の波形です。
その他、震源分布、傾斜変動、GNSSによる地殻変動も表示しています。