火山超雑学クイズ

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出題クイズ

Q92
大正3年(1914)の桜島の噴火で埋没した「黒神埋没鳥居」は、何という神社の鳥居でしょうか?
出題者(國友孝洋)

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A92
腹五社神社(はらごしゃじんじゃ)です。原五社神社(はらごしゃじんじゃ)、黒神神社と書かれている資料もあります。

解説

 1914年の桜島大正噴火で噴出した火山灰や軽石は、風下の黒神町で2m積もりました。高さ3mだったという鳥居も埋まってしまい、現在は上部1mが見えるのみとなっています。埋没鳥居のそばの看板の解説には、「腹五社神社の鳥居」と書かれています。

 鹿児島市吉野町には、読みが同じ「原五社神社」がありますが、これは、江戸時代の大噴火(安永噴火)の際に黒神地区の住人が移住してきた集落に建てられた神社です。黒神地区にある「腹五社神社」は、もともとは「原五社」であったものが、明治以降に「腹五社」へと改名されたと言われています。なお、鹿児島県神社庁のホームページには、「原五社神社」と記載されています。


参考文献

みんなの桜島ホームページ 腹五社神社(黒神埋没鳥居)

http://www.sakurajima.gr.jp/sakurajima/002173.html

桜島・錦江湾ジオパークホームページ(原五社神社)

http://www.sakurajima-kinkowan-geo.jp/cust-facility/362/

鹿児島県神社庁ホームページ(原五社神社)

https://www.kagojinjacho.or.jp/shrine-search/area-kagoshima/%e9%b9%bf%e5%85%90%e5%b3%b6%e5%b8%82/1064/

しま市観光ナビホームページ(黒神埋没鳥居

https://www.kagoshima-yokanavi.jp/spot/10024



黒神埋没鳥居(2018年3月21日 國友撮影)