火山超雑学クイズ

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出題クイズ

Q69
長野県の県歌「信濃の国」に登場する山のうち、活火山はいくつあるでしょうか?また、長野県の活火山はいくつあるでしょうか?
出題者(國友孝洋)

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A69
県歌に出てくる活火山は3つ。長野県の活火山は6つです。

解説

 「信濃の国」の歌詞に登場する山は、御嶽山・乗鞍岳・駒ヶ岳・浅間山・姨捨山(おばすてやま)<現在の冠着山(かむりぎやま)など諸説あり>・碓氷山(うすいやま)<現在の入山峠(いりやまとうげ)が有力>で、このうち活火山は、御嶽山、乗鞍岳・浅間山の3つです。長野県の活火山は、上の3つに加えて、焼岳、アカンダナ山、横岳の計6つです。他に、新潟焼岳(新潟県)、妙高山(新潟県)、草津白根山(群馬県)、弥陀ヶ原(富山県)が、長野県に関係する火山とされており、長野県のホームページ(長野県に関係する火山の活動状況)には、噴火警戒レベルが導入されている7火山の活動状況が取り上げられています(噴火警戒レベルが未導入のアカンダナ山、妙高山、横岳を除く)。

 信濃の国が浅井冽(あさいきよし)氏によって作詞されたのは1899年です。活火山が出てくるのは2番の歌詞で、「四方(よも)に聳(そび)ゆる山々は、御嶽乗鞍駒ケ岳(おんたけのりくらこまがたけ) 浅間は殊(こと)に活火山」と歌われています。この中で、駒ヶ岳は断層運動などによって隆起した木曽山脈(中央アルプス)の一部で、火山ではありません。焼岳は、1907年の噴火からたびたび噴火するようになり(その前の噴火は1746年)、御嶽山は1979年の噴火が有史以来初でしたから、当時活火山として認識されていたのが、浅間山だけとしても不思議ではありません。


参考文献

長野県警察のホームページ(火山災害に備えて)

https://www.pref.nagano.lg.jp/police/anshin/saigai/kazan/kazansaigai.html

長野県のホームページ(県歌「信濃の国」)

https://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kensei/gaiyo/shoukai/kenka.html

長野県のホームページ(長野県に関係する火山の活動状況)

https://www.pref.nagano.lg.jp/bosai/kurashi/shobo/bosai/bosai/kazankatsudou.html

気象庁のホームページ(焼岳 有史以降の火山活動)

https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/310_Yakedake/310_history.html

長野県のホームページ(「信濃の国」歌詞の解釈)

https://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kensei/gaiyo/shoukai/documents/kashikaisetsu.pdf