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御嶽山では、有史以降初となる1979年の噴火で、地獄谷から王滝頂上付近にかけて北西―南東方向に並ぶ10個の火口列が形成されました。それぞれの火口には、北西から南東に向かって1から10までの番号が付けられています(79-1から79-10)。1991年と2007年の噴火の規模は、1979年や2014年のおよそ1万分の1程度で、いずれも79-7火口から火山灰を噴出しました。2014年の噴火では、1979年の噴火口は使用されず、79火口列の南西側にほぼ並行する形で新たな火口列を形成しました。火口列は、一ノ池の西側から地獄谷、奥の院の下付近にまで延びています。御嶽山に限りませんが、火山はいつも同じ場所から噴火するとは限らないということを知っておく必要があります。
国土地理院(2013)火山土地条件図「御嶽山」について, 国土地理院時報, 123.