火山超雑学クイズ

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出題クイズ

Q28
噴火のおそれのある活火山では、噴火した際の避難先や避難経路を知るための手段として「火山防災マップ」が用意されています。では、その火山で想定される火山災害とその影響範囲を知るための地図は何という名前でしょうか?
出題者(國友孝洋)

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A28
火山ハザードマップです。

解説
 混同しがちですが、「火山ハザードマップ」は、その火山で起こるさまざまな火山災害とその影響範囲を地図に分かりやすく表示したもの、「火山防災マップ」は、火山ハザードマップに、避難のための情報などを加えたものという違いがあります。活火山に登山する場合は、その火山にどんな危険があるか、もし噴火が起こったらどこに逃げれば良いか(シェルターの位置や避難経路など)、「火山ハザードマップ」と「火山防災マップ」で確認しておきましょう。そして、規制情報や最新の火山活動の情報を、自治体や気象庁のホームページなどで必ず確かめるようにしましょう。御嶽山に関しては、本ホームページのトップに「御嶽山ハザードマップ」「御嶽山火山防災マップ」のバナーが貼ってありますのでご参照ください。

※「火山防災マップ作成指針」(内閣府2013年)での定義
「火山ハザードマップ」は、各火山災害要因(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流等)の影響が及ぶおそれのある範囲を地図上に特定し、視覚的に分かりやすく描画したものである。 平常時においては避難計画を検討するため、噴火時等においては入山規制や避難等の防災対応、土地利用等を検討するための基礎資料として活用される。
「火山防災マップ」は、火山ハザードマップに、防災上必要な情報(避難計画に基づく避難対象地域、避難先、避難経路、避難手段等に関する情報のほか、噴火警報等の解説、住民や一時滞在者等への情報伝達手段等)を付加して作成したものである。 平常時においては住民や一時滞在者等に火山災害の危険性、避難の必要性、避難先、避難経路、避難手段等を周知するため、噴火時等においては入山規制や避難等の防災対応を 実施するための資料として活用される。

参考文献
内閣府のホームページ(火山防災マップ作製指針)
www.bousai.go.jp/kazan/shiryo/pdf/20130404_mapshishin.pdf
長野県のホームページ(御嶽山ハザードマップ)
https://www.pref.nagano.lg.jp/ontakesan/ontakesanhazardmap.html
岐阜県のホームページ(御嶽山などの火山防災マップ)
https://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/kazan-bousai/11115/kazan-map-keitaiyou.html