S-アレイ地震計走時波形
震源から近い順に並べました.
インパルスレスポンス.作製はArraytravel.mで,地震計の座標はmisuarray.matファイルに記してある.
S-Array EW成分

S-Array NS成分

S-Array UD成分

コメント;
- SアレイはNアレイに比べ,全体に波形の相関が悪い.
- 表面波についてはEW成分19,9,10,20(X系列)が,その他(Y系列)に対して位相が全体にずれている.これはアレイの軸がずれている可能性がまずある.
- 10と8は震源から等距離にあるにも関わらず,完全に逆位相である.これは地震計の極性が逆でないかどうか再チェックが必要か?
見須さんの解析に期待しましょう.
- NS成分はさっぱりわからず.
- UD成分については,Y系列は非常にきれいな相関がある(ただしその見かけ速度は非常に大きい)が,やはりX系列との間には相関がない.これも10と8が逆位相.アレイの座標を疑った方が良いかも知れない.
- 方針としては,P,S波に相当する部分のセンブランスをとってみる.これでセンブランス値が高くなければ,極性が間違っているのだろう.またこれでセンブランス値が高いスローネスが震源と異なる方向を向いていれば,アレイの座標が間違っていると言えるだろう.どちらもダメならsite effectで波形が悪いということか…?
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