実験概要

これまで東濃鉱山内ACROSS震源から信号を送信する実験が4回行われています.送信パラメータの特徴については下の震源での送信パラメータに示します.


ここでは瑞浪地殻変動観測壕内の地震計アレイと東濃鉱山ACROSS震源との位置関係を示します.ACROSS震源から送信される信号の特徴を理解するため,アレイで観測された波形はVertical成分,Radial成分,Transverse成分に分解します.
またACROSS震源は1時間毎に回転方向を反転し,正転(時計回り),逆転(反時計回り)を繰り返しています.この送信データから,瑞浪アレイに向かう方向の加振(Radial加振),それと直交する方向の加振(Transverse加振)に対する瑞浪アレイでの受信記録が得られます.

下の配置図から,受信記録をVertical,Radial,Transverse成分に座標変換する際の回転角,送信される信号をRadial,Transverse加振に変換する際の回転角が分かります.

震源−観測点の配置図


震源での送信パラメータについて