INDEX PAGE 淡路

回転方向上から見て時計回りが正転
25 Hz 機の 1 次モーメント8.0 kgm
35 Hz 機の 1 次モーメント3.9 kgm
震源位相
回転精度位相は常に 0.0008rad 以内にコントロールされている事が確認されており、特に単一周波数では平均的な位相揺らぎは 10^-5rad 程度となる。 ( 1998/07/01 國友さんのレジメより )

淡路ACROSS運転開始手順 ( 1 - 13 )
  1. 建物の配電盤の主電源ブレーカーを ON 。
  2. オイルタンクのバルブを開く。左側 ( 25Hz 機 ) 奥・手前側共にフルオープン。
  3. オイルタンクのバルブを開く。右側 ( 35Hz 機 ) 奥は全開 (99/06迄は 2 回転) ・手前は 1/4 回転。

    99/07 の実験では 35Hz機側の奥のバルブは 1/3 回転がベストの開き量だった。
    99/07 時点で 35Hz機側のオイルタンクの油量目盛りは稼働時で約 70 ある。
    98/07 頃には、 35 Hz 機側のオイルタンクの油量目盛りは最初 65 位にあった。 13) のスイッチをオンしてオイルの循環を始めると 30 分程度で 60 に迄下がってきた。前回終了時にオイルの回収をしてから撤収しているので、震源内にあるはずのオイルもタンクにあることになり、若干多い油量になる。

  4. [ 回転制御板 ( 一番左側 ) ] 内の [ 主電源 ] のブレーカーを ON 。
  5. [ 回転制御板 ( 一番左側 ) ] 内の [ 冷却器 ] のブレーカーを ON 。
  6. [ 回転制御板 ( 一番左側 ) ] 内の [ 制御電源 ( 1次 ) ] のブレーカーを ON 。
  7. [ 回転制御板 ( 一番左側 ) ] 内の [ 制御電源 ( 2次 ) ] のブレーカーを ON 。
  8. [ 回転制御板 ( 一番左側 ) ] 内の [ 水冷却器 ] のブレーカーを ON 。 [ 8-1 ]
    [ 回転制御板 (左から 2 つ目 ) ] 内の [ 低周波ユニット ] のブレーカーを ON 。 [ 8-2 ]
    手順 [8] は [ 8-1 ] と [ 8-2 ] の 2つ有ります。
  9. [ 回転制御板 (左から 2 つ目 ) ] 内の [ 高周波ユニット ] のブレーカーを ON 。

    [ 回転制御板ユニット ] の表面にあるモードを [ 遠方モード ] になっている事を確認する。その後、 [ PC側 ] の電源を全てONにする 。
    また、 GPS 時計がきちんと動いている事も確認する。

  10. [ PC側 ] の [ ラインドライバ・レシーバ ] のスイッチを ON 。
  11. [ PC側 ] の [ FM-Signal Genarator ] のカウンタ値が 00000000 になっている事を確認する。
  12. [ PC側 ] の机上のコントロールボックスの電源を ON ( 25 Hz 機側 [ 左側 ] のモータ・オイルタンクが稼働 ) 。
  13. [ PC側 ] の机上のコントロールボックスの電源を ON ( 35 Hz 機側 [ 左側 ] のモータ・オイルタンクが稼働 ) 。

  14. [ 冷却ファン制御盤 ] を起動させる。これは水冷温度の上限値を設定して、それ以上の温度にならないように制御する。

    運転選択自動
    手動設定 VR0
    左上部にある電卓何も設定しなくて良い
    最下部にある 4つのデジタルメータ一番左側のみ ON。
    [ PV ] は現在水温を示し、 [ SV ] は水温の上限値を示す。
    よって、 [ SV ] を [ 40.0 ] 等に設定しておく事。

  15. [ プログラム ] A:\FM\FM_MAKEN.EXE を起動させる。これは FM 変調のパルス列を [ FM-Signal Genarator ] に送る。起動させると以下の表示がされる。なお、 2000年 1月 4日迄は FM_MAKE.EXE を使用していた。

    F000000 Hz に設定された事を意味する
    *正常に動いている事を意味する
    変調波形( s : サイン、 n : 鋸、 c : 複合サイン ) かを選択
    鋸比率m : 1 ( 鋸変調波形を選択した時表示される。 m は整数で、 m のみを入力する。 m と 1 を足して 2^n になるようにする )
    1/2 変調周期5秒の変調周期の時のみ [ Y ] 、 10秒周期の時は [ N ] を選択する
    変調周波偏差片振幅 Ex.) 2.5 Hz
    2次高調波振幅何分の 1 かを入力。 Ex.) 7.28 Hz ( 複合コサイン変調波形を選択した時表示される )
    変調波形転送Y を押す。 transfer end で正常終了

    ちなみに変調 1 周期 ( = Ex. 10 sec ) 8192 点で構成している。
  16. [ プログラム ] A:\FM\FMFG98N.EXE を立ち上げる。これでモータを駆動させる。以下の様な表示が出る。なお、 2000年 1月 4日迄は FMFG98.EXE を使用していた。
    注意!!
    \FM ディレクトリ内には、位相情報が記録されている [ awajMMDD.?? (以前は phase.dat だった) ] というファイルが作成される。日付でファイル名が区別されるので 1年後に行わない限りファイルが被る事は無いが、できるだけプログラムを走らせる前にはこのファイルを移動させるか削除しておこう。また、現在のプログラムではデフォルトの位相値は 25 Hz 機 : 5722(2278) 、 35 Hz 機 : 0092(7908) [ 括弧は以前の設定値 ] になっている。

    時刻合わせ次に来る分マークを入れる
    最大回転周波数Ex.) 25 or 35
    注) これは FM で回していても一定周波数回転の周波数の値を見て最大周波数値を超えてるかどうか監視しているにすぎないので注意
    回転方向0) 正転 、 1) 逆転
    初期回転周波数Ex.) 5
    注) 27.5 Hz の一定周波数で回したい時、ここを 27.5 にすればいいのだがいきなり急加速させない方がいいので始めは5Hz辺りから初めて後で <S> ボタンで周波数を徐々に上げていった方がいい
    FM 変調周期Ex.) 10 秒
    画面には Hz と表示されているが、秒の間違いだと思う。また、 5 秒周期にしたくて 1/2変調周期にしている時も、ここは 10と入力する。
    スタートY を入力

    設定項目を入力後、以下の様な表示が順番に出る。INVALID DATA という表示が出たならもう一度、この手順の一番始めの A:\FM\FMFG98.EXE から繰り返す。

    T55E63B88変調周波のコードである
    *正常に動いているという意味
    M5拡大率のキャラクタを意味する
    *正常に動いているという意味

    動作中のキー操作について

    <A>自動位相制御 (使えるが、使わない事にする。この制御は PC のクロックを基準に補正するが、プログラムはきちんとクロックを読み込まず、 1 秒遅く読んだりすることがたまにあるため )
    また、キーはトグルになっており、一度押すと開始、もう一度押すと解除になる
    <SPC>位相変更。現在の位相値を入力すると、目標値に近づけてくれる。
    <S>回転速度変更
    <F>FM 変調開始。基本的には、<S> で中心周波数での一定回転にしてから <F> を押す。
    <E>FM 変調終了

  17. 終り。
ACROSS震源終了手順
  1. 震源が回転している時は、

    一定回転プログラムの時
    ESC ボタンを押す。
    FM プログラムの時
    E ボタンを押して FM を終了させてから ESC ボタンを押す。 FM コントローラは分マークを基準に止まる。

  2. オイルタンクの手前のコックを閉めて、オイルの回収をする。 奥の配管にある 2 個のボールが動かなくなったら O.K. とする。 5 分位かかる。
  3. 立ち上げ手順の逆で 13 から 1 までの作業をする。
  4. オイルタンクの奥のコックを閉める。
  5. 終了。
注意事項・その他 疑問点

電源ブレーカーの中に「オートリセットブレーカー」というのがあり、 [ OFF-MANU-AUTO ] がある。現在OFFになっているが、AUTOにしなくていいのか? ⇒ 国友さんも知らないらしい。OFF のままでいいと思うが..。




INDEX PAGE 東濃鉱山

梁の共振周波数22.5, 27.5Hz 付近にあるらしい。震源付近の地震計で検出できるそうだ。

注意事項・その他


INDEX PAGE 各務原

震源機構4つのミニ震源がくっついて構成されている。
冷却機構震源内部には冷却兼潤滑油が循環しており、その油をタンクの所で水冷している様だ。
スリット? 震源を入れている円筒 ( お釜 ) には、変形によるコンクリの亀裂を防ぐためにスリットを入れてあるらしい。

各務原ACROSS 操作マニュアル

  1. 本体の起動
    1. 電灯動力分電盤の中の 210V のブレーカ [ 1 ] を ON
      電源盤の主電源ランプの点灯
      100V のブレーカは常に ON ( 出入口シャッタ電源 )
      ※ 非常停止の赤ランプが点灯したときは故障リセットボタンを押す
    2. 電源盤 / 主シーケンサ盤の中のブレーカ [ 2 ] 〜 [ 9 ] を番号順に ON
      主電源 [ 2 ]
      計測 [ 3 ] , [ 4 ]
      制御電源 [ 5 ] , [ 6 ]
      冷却装置 [ 7 ]
      油潤滑装置 [ 8 ] , [ 9 ]
    3. No.1 , No.2 ACROSS 制御盤の中のブレーカ [ 10 ] を ON
      制御盤の天井ファンが回転
    4. No.3 , No.4 ACROSS 制御盤の中のブレーカ [ 11 ] を ON
      制御盤の天井ファンが回転
    5. 油潤滑装置のバルブを OEPN にする

  2. FM コントローラ ( 遠隔操作盤 ) の起動
    1. 操作盤下部のブレーカを ON
      PC ( FM-V ) を除く各機器 ( GPS 、ラインレシバ等 ) の起動
    2. PC の起動
      FUJITSU の起動画面の後
      Press <F1> to resume, <F2> to setup
      と出たら、 <F1> を押す
    3. Windows95 が立ち上がったら以下のアカウントを入力する。
      ユーザ名: ACROSS
      パスワード: across
    4. FM 回転設定の送信
      FM_make.exe ( デスクトップ上にショートカットあり ) による FM DATA の転送

  3. 回転装置の初期位置あわせと運転準備 ( FM コントローラ )
    1. 操作パネルの準備スイッチ ( No.1 〜 No.4 ) を "入" に
      ※ つまみを引っ張りながら操作
      回転装置のファンが運転
    2. 位置あわせボタンを押す ( No.1 〜 No.4 )
      位置あわせランプが点滅し初期位置あわせ開始
      位置あわせ終了:位置あわせランプが点灯
    3. 運転ボタンを押す
      位置あわせランプが消灯
    4. 運転準備完了

  4. FM 制御プログラム
    1. kakami.exe の起動 ( デスクトップ上にショートカットあり )
    2. 時刻の入力
    3. モーメントの大きさ ( 1: 最小、 4: 最大 )
      現在はモーメント最大 "4"
    4. 時刻構成
      ( いつも '10' でやっている )
    5. 初期回転周波数
      適当に入れる
    6. FM 変調の周波数偏差の拡大率
      適宜、普通は 1
    7. スタート ( y/n )
      ※ スタートさせる前に必ず運転準備を終了している事。運転準備が行われて
      ※ いないとプログラムは動き出すが実際に回転装置は回らない。この様な時は
      ※ <ESC> を押して kakami.exe を止めて最初からやり直す事。
    8. "y" で回転開始

      <d>方位設定
      振動の方向を決める。 defoult は 1 で、 y ( 奥行き ) 方向振動。実際には設定値の値を変えるだけなので、この後位相合わせ <SP> を押して位相を設定値に合わせる。
      
          1
      
          y     2
      
          |  /
      
          |/
      
         -+----->x 3
      
          |\
      
          |  \
      
                4
      
      
      <a>方位合
      現在は無効
      <SP>位相合
      回転装置の位相を設定値に合わせる
      実行中は画面の上部に位相調整中の標示が出て、入力を受け付けない。
      <s>回転速度変更
      回転周波数の設定
      ※ 偏心モーメントの大きさによって最大周波数が制限されるので注意する事。詳しくは取扱説明書参照。
      偏心モーメント最大 17.5Hz
      最小 25.0Hz
      <f>FM 開始
      FM 回転開始 押すと「FM 回転待機中 」と表示が出て、 時刻が 5 の倍数分の時に FM 回転が開始される。
      <e>FM 終了
      FM 回転を終了
      押すと「 FM 終了待機中 」 と標示が出て、 FM 開始と同じく 5 の倍数分の時に FM 回転が終了し、「 定常回転中 」の標示が出る。
      <ESC>回転停止
      押すと徐々に回転が止まりプログラムが終了する。

  5. 地震計、 SST の準備
    1. 拡張ボックスのスイッチを確認して PC98 を DOS で起動
    2. SSTSP.EXE を起動
      ※ SST を動かす時は FM コントローラが起動している事 ( GPS のパルスを必要とする為 ) 。
    3. SST の設定 ( 1999.12.10 現在 )
      • チャンネル数 : 21
      • シーケンス 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 32, 33, 34, 35, 36, 37, 38, 39, 40
        01 〜 12 : 装置につけた加速度計の入力
        32 〜 40 : カプラ上に置いた加速度計の入力
      • 周波数コード : 64 ( 1000Hz サンプリング )
      • 入力データ数 : 2000
      • 表示データ数 : 500

  6. 停止
    1. kakami.exe 終了後操作パネルの停止ボタンを押す。
    2. 準備スイッチを"切"にする.
      回転装置のファンが停止
    3. Windows の終了 ( PC 停止 )
    4. FM コントローラのブレーカを OFF
    5. 制御盤中のブレーカ [ 11 ] 〜 [ 2 ] を逆順に OFF
    6. 油潤滑装置のバルブを Close に
    7. 分電盤のブレーカ [ 1 ] を OFF




INDEX PAGE HP ファンクションジェネレーター
デジタルパネルに表示される振幅値 (P-P) の意味

[ Shift ] - [ Enter ] でメニューモードにして、 [ System ] - [ OutTerminal ] において、 [ 50Ω ] にすると片振幅の数値となり、 [ HighZ ] にすると両振幅になる。普通に使うならば、 HP の出力に繋げるハードの入力インピーダンスは高いはずなので、 [ HighZ ] に必ずしておく事。そうすれば 100mV P-P となっていても Peak-to-Peak の意味をちゃんと反映した電圧値となる。


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