●データについて 【震源】 25Hz機 :18.0±0.5Hz FM鋸波(3:1) 10秒周期 35Hz機 :27.5±2.5Hz FM鋸波(3:1) 10秒周期 【使えるデータの期間】 1998/07/03 18:00〜 07/11 10:00(ボアホールにあるTSS) 1998/07/04 12:00〜 07/11 10:00(震源近傍) 1800mボアホールのバッファアンプを外してある(800mは付いている)事により秒パルス問題は無いが、1800m底NS成分は受信データは良くない 【ボアホール小屋のMarkrandTSS】 あわじNo.1PC Ch1:1800mLower(UD) Ch2:1800mLower(NS) Ch3:1800mLower(EW) GAIN:60dB あわじNo.2PC Ch1:1800mUpper Ch2:1800mMiddle Ch3:None GAIN:60dB あわじNo.3PC Ch1:800mLower(UD) Ch2:1800mLower(NS) Ch3:1800mLower(EW) GAIN:60dB 注)Ch3のEW成分は死んでいる可能性が高い。しかしアレスター のある最初の端子板の所からTSSはちゃんとつながっていて 、端子板から800m地震計の方の抵抗を調べてもショートした りしてなさそうな抵抗値を示していたので、今のところ ACROSS信号がとれない原因は不明 ↓ 7/3 18:00からの観測データからはちゃんとEWもとれている また、1秒パルスはほとんど取り除かれている。800mは ACROSS用バッファアンプから信号をもらっているが、バッフ ァアンプ内に直列につながっている2つのOPアンプの内、1つ 目の出力に乗っている。バッファアンプからの出力は1つ目 のOPアンプからの反転増幅された秒 【温度とり】 1号機 35Hz機オイルタンク Ch1:奥側(引き込み側) Ch2:手前側(供給側) 2号機 25Hz機オイルタンク Ch1:奥側(引き込み側) Ch2:手前側(供給側) 3号機 35Hz機 Ch1:水冷管 Ch2:震源本体の壁 4号機 25Hz機 Ch1:水冷管 Ch2:震源本体の壁 5号機 25Hz機の地面のコンクリ Ch1:円筒の外側 Ch2:円筒の内側 6号機 建物入り口近くの気温 Ch1,Ch2:センサーは壁からぶら下げてあるだけ 7号機 ボアホール小屋の気温・湿度 Ch1:気温 Ch2:湿度 【VM-61】\VM61 震源の重りのフレームは地上から25cm出ていて、幅は50*50cmある。ピックはフレームの 上から3cm、横は中心の位置に設置 Ch1:シャッター側(外側正) Ch2:シャッター側(外側正) 【LS-10C】 【V403】 【V401】 【LE-2D】 ------------------------------------------------------------------------------------------------ ●観測日記 7/3 13:00-15:00 ACROSS震源、観測システム動作テスト 25Hz機 18±0.1Hz 変調周期10秒 設定値 2278 位相値 2277 35Hz機 27.5±2.5Hz 変調周期10秒 設定値 7908 位相値 7908 800mボアホールの結線方法について 800mの信号はバッファアンプを通してもらっている。今回1800mは端子板に直接付けてあ る。800mの信号はバッファアンプからのケーブルのシールドとTSSからのケーブルのシー ルド(Frame Ground)が今つながっているが、更にここにTSSからのケーブルのアナロググ ランドを付けると1秒パルスが盛大に乗る。実際には次のような結線になっている バッファアンプからのケーブル(シングルエンド) TSSからのケーブル(差動) X,Y,Zの(−)は全て共通でGNDにつながっている X(+)--------------------------------------------Ch1(+) X(-)--------------------------------------------Ch1(-) Y(+)--------------------------------------------Ch2(+) Y(-)--------------------------------------------Ch2(-) Z(+)--------------------------------------------Ch3(+) Z(-)--------------------------------------------Ch3(-) GND---------------------------------------------COM シールド線--------------------------------------シールド線 7/3 17:38 震源回転開始 17:45 一旦震源止めて、またやり直し 17:50 位相の調整も終了。 オイル:35Hz機の方はレベルは64の辺り 20:30-22:30 地震計の設置作業とセンスチェックをする 9:00-13:00 LS8000のデータ吸い上げとデータ内容の確認 全てのLS8000の端子板に付いているケーブルの付け直し 10:00 オイル:35Hz機の方はレベルは67の辺りで平衡になっているように見える ●忘れずにやること TSSプログラムの画面に出てくる1秒早くなっている理由 1800mLowerのSPEC1とSPEC2の違い(0703testディレクトリのデータを使用)
注意事項・その他
実験の期間 | 1998年 12月 15日 〜 1999年 1月 15日 (予定) |
---|---|
送信条件 | 低周波機:20 Hz ± 1 Hz、鋸波 5秒変調、ノコギリ比率 3 : 1 高周波機:30 Hz ± 2.5 Hz、鋸波 5秒変調、ノコギリ比率 3 : 1 |
SST データ | 200Hz Sampling、10 秒間データ 入力データ数:200 pts/ch、表示データ数:100 pts/ch |
本実験を始めるに際して以下の点が改善された。
- | 1998/12/21 | 1999/01/04 |
---|---|---|
25Hzタンク | Ch1:41.2℃ Ch2:38.0℃ | Ch1:40.6℃ Ch2:37.0℃ |
25Hz水管 | Ch1:32.3℃ Ch2:29.1℃ | Ch1:27.7℃ Ch2:26.1℃ |
35Hzタンク | Ch1:50.0℃ Ch2:43.0℃ | Ch1:49.7℃ Ch2:41.5℃ |
35Hz水管 | Ch1:33.7℃ Ch2:37.0℃ | Ch1:31.0℃ Ch2:27.9℃ |
25-35Hz間 ( 水管 ? ) | - - | Ch1:32.6℃ Ch2:36.0℃ |
- | 1998/12/21 | 1999/01/04 |
---|---|---|
25Hz | 5764.1 | 4930.3 ( 5930.3の間違いかも ) |
35Hz | 230.5 | 1149.9 |
震源 | 偏心マス位相 | 10 秒値 | 設定値 | 平均値 |
---|---|---|---|---|
35Hz | 5315※ | 0300 | 0092 | 265.8 |
25Hz | 6257※ | 5852 | 5722 | 5790.3 |
25Hz | Ch1 (出る側) | 32.8℃ |
---|---|---|
Ch2 (入る側) | 29.3℃ | |
35Hz | Ch1 (出る側) | 34.4℃ |
Ch2 (出る側) | 37.7℃ | |
Ch1 (入る側) | 29.0℃ | |
Ch2 (入る側) | 27.9℃ | |
ちなみに水冷管自体に既に付けられている THERMOMETER の温度 (出る側) | 約38℃ |
CH1 | CH2 | CH3 | CH4 | CH5 | CH6 | CH7 | CH8 | CH9 |
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小 | 中 | 大 | 殆んど見えず | 中 | 中 | 見えず | 小 | 見えず |
京大防災研究所で淡路島周辺の地震データをもらってくる。 ●データのロード データは 8mm ExabyteTape に収録されており、今回は titan (Sun Sparc Station) に付いて いるテープドライブを使わせてもらった。テープは 1巻ロードしたら、必ずクリーニングテー プを一度入れ、クリーニングテープに使用回数を示すチェックを入れておく事。また、テープ コマンドは以下の通り。 ○日付指定でデータを取り出す fromtape -f /dev/nrst4 981223.1535 981225.0013 /home1/tad/nagoya/raw fromtape -f [Device Name] [Start Time] [End Time] [Output Directory] [Starttime] , [Endtime] は、[yymmdd.hhmm] というフォーマットで書く事。 [Output Directory] は、今回自分がやった時はフルパス指定だとうまくいかなかったの で、なるべくカレントディレクトリ [ . ] で指定した方が良い。 ○カレントディレクトリにテープ無いの全データをロードする rtaperaw -f /dev/nrst4 ●tss_win2 プログラムの適応 titan マシンでは、テープのロードよりも、tss_win2 プログラムの方が時間がかかるこ とが分かった為、名大に ftp で生データを送って、名大のマシンで tss_win を動かす 事にした。 ●使わせていただいたマシンと IP Address titan 133.3.61.20 ariel 133.3.61.4 ●テープデータについて 9812150615 - 9812160809 9812160810 - 9812171553 9812171554 - 9812190134 9812190135 - 9812190308 -> Can not load the data. 9812190309 - 9812201200 9812201201 - 9812212039 9812212040 - 9812231532 9812231535 - 9812250013 ●かかる時間 RAWデータは 1分間のファイルであり、大きいもので 約 3.5MByte ある。一日は 1440分 あり、一本のテープには多いもので 1.4日程度入っているので、テープにはおよそ 6-7GByte (2000files) のデータが入っているようである。テープのロードには、約 6s/file かかる事から、1本完了するのに約3時間強かかる。 テープのロード :約 6 s/file FTPで転送 :約 10 s/file (ボトルネックはハードディスクのアクセス速度である) tss_win2 (titan):約 15 s/file ●解析する観測点 合計24channelある。 ------------------------------------------------------------------------------------ 観測点名 :場所 :管轄 :座標 ------------------------------------------------------------------------------------ TOS1,2,3,4 :富島800m ,1800m :大学 : IKHG :育波 :地調 : AWAJI :淡路(洲本) :気象庁 :N34.4172 , E134.8850 OZK :尾崎 :東大和歌山 : MIKI :三木 :気象庁 : RKO :六甲 :京大 : 富島(大学)(800m、1800m) 育波(地質調査所) 淡路(気象庁) 三木(気象庁) 六甲(京大) 尾崎(東大和歌山) (全24チャンネル) ●アカウント 田所さんのを借りてログオンした。 ●tss_win2 の出力ファイルのサイズが小さい理由について 計算させた所、98/12/16 07 , 08 の解析結果は以下のようになっていた。 1504225 Apr 25 21:40 sx98121607-01 (サイズが小さい) 1984225 Apr 25 21:40 sx98121608-00 (正常) 再計算してみても変わらず、RAWデータを見てみると、98/12/16 07 は、7:51-7:59 のデータ が無いのがわかった。それが原因かと思っていたが、 98/12/16 08 も、8:00-8:09 のデータ が、正常なサイズなのに無いことが分かった。よって、RAWファイルが存在しないのが原因で は無いようだ。
冷却ファン用のインバータ装着 (1999.3.23)
マス位置=77
9時 SSTでLe-3Dの記録を取ろうとしたが、SSTにMOドライブがついていないことを発見。前回取り外していたとは知らなかった。次回は持ってくる。また、Le-3Dの電源を独立の3つの電源を用いていたので、1つの電源でまかなうように変更する。
おんどとりとチャンネル番号 | 温度 | 偏差 |
---|---|---|
1−1 | 16.7 | +1.0 |
1−2 | 16.5 | +0.8 |
2−1 | 16.3 | +0.6 |
2−2 | 16.6 | +0.9 |
3−1 | 16.6 | +0.9 |
3−2 | 17.0 | +1.3 |
4−1 | 16.8 | +1.1 |
4−2 | 17.0 | +1.3 |
5−1 | 15.8 | +0.1 |
5−2 | 16.2 | +0.5 |
6−1 | 16.0 | +0.3 |
6−2 | 16.0 | +0.3 |
7−1 | 16.3 | +0.6 |
7−2 | 16.4 | +0.7 |
8−1 | 16.1 | +0.4 |
8−2 | 16.3 | +0.6 |
9−1 | 15.5 | −0.2 |
9−2 | 15.9 | +0.2 |
淡路島実験 1999年5月18日〜19日
1Gou.tr7:建物のシャッターに近い所の水冷管に取り付けたもの CH1:震源へ向かう側 (外側・McDONNELL FLOW SWITCH が付いている方) CH2:震源から来る側 (内側・ポンプの付いている方) 2Gou.tr7:35Hz機の水冷管の出口と25Hz機からの水冷管との合流点の辺りに取り付けたもの CH1:震源へ向かう側 (外側で 35Hz機へ向かうパイプ上) CH2:震源へ向かう側 (外側で 25Hz機へ向かうパイプ上) 3Gou.tr7:35Hz機の本体の温度とそのすぐ近くのウェッジの温度 CH1:35Hz機本体 (粘土が剥がれかかっていたので指で押しつけ直した) CH2:35Hz機ウェッジ 4Gou.tr7:25Hz機の本体の温度とそのすぐ近くのウェッジの温度 CH1:25Hz機本体 CH2:25Hz機ウェッジ (粘土が剥がれかかっていたので指で押しつけ直した) 5Gou.tr7:35Hz機のオイルタンクの温度 CH1:タンクから出ていく側 (手前側) CH2:タンクに入ってくる側 (奥側) 6Gou.tr7:25Hz機のオイルタンクの温度 CH1:タンクから出ていく側 (手前側) CH2:タンクに入ってくる側 (奥側) 7Gou.tr7:震源室内の気温 CH1:気温 CH2:気温 9Gou.tr7:35Hz機の水冷管の入口と25Hz機からの水冷管との合流点の辺りに取り付けたもの CH1:震源へ向かう側 (外側) CH2:震源から来る側 (内側) → CH2の方がCH1よりも温度が低かった。取り付け誤差? ちなみに水冷管に付いている THERMOMETER (IN 側の 35Hz機近くに付いている) の針:約 40度
國友さんのコメント
モータがエラーを起こして止まったら、まずエラーの原因を少しでも絞り込むために,故障リセットを押す前に,インバーターのアラーム表示を見て下さい。 インバーターの左上に ARARM と書いてある 4 個の LED の表示 です。これを見れば何によって止まったのかがある程度分かるはずです。詳しくは,FALDIC IM のユーザーマニュアルの 9 章保守・点検をご覧下さい。6月1日(火)淡路ACROSS/35Hz機の点検・調査 ( 富士電機・長浜さん )
1.点検・調査内容 (1)手でスムーズに回ったゆえ,機械的には異常ありませんでした。 (2)潤滑油の循環状態をチェックしたところ, 油のタンクへの回収状態から油ポンプを運転して,約45分で ACROSS本体側が油で一杯になりました。 (油が回収しきれていなかった模様。) (3)排出弁1/4回転開き,回収弁を全開とし,油量調整弁(流量計のニードル弁) を絞ったところ,油が回収できるようになりました。 (4)この状態で,ACROSSの速度を35Hz(2100r/min)とし,各部の温度が 飽和するまで約4時間運転しました。・・・この間,トリップせず。 (5)回収側の油の温度は68℃で飽和。・・・96/06/24の24H運転では,88.5℃ まで上昇。 異常無しということで,作業を終了致しました。 2.5月19日トリップの推定原因 送油量が多すぎて回収しきれず,ACROSS本体に溜り,内部が過熱し, トリップしたものと思われます。 (内部過熱 → ロータの熱膨張 → ロータのロック状態が発生 → 位置偏差異常でインバータ・トリップ に至ったものと推定) 3.今後の運用方法について 給油装置の流量計に今回印を付けさせて戴きました。 今後,流量計のニードル弁を調整して流量(フロートの位置)が この印の所にくるように流量を調整してご使用下さるようお願い致します。次回実験時の心得