アクロス移設点調査(名古屋大学三河地殻変動観測所) July 2005
かつては理学部附属であったが、組織統合により、環境学研究科附属地震火山・防災研究センターの観測所となっている。
観測所の目の前には、豊橋と湖西市の間の峠に通じる道路が走っている。交通量はかなり多い。
各務原にある震源装置、今回この装置を移設する。各務原では4台一緒であるが、4台をバラバラに設置してフェイズドアレイの実験をする。4台をバラバラに運転することは可能である。
観測所構内のを観測所の2Fから撮影したもの。

黄色の○の場所へのアクロス震源移設を検討する。

右側には水平ボーリングの口がある。その前にある四角いコンクリートの基礎は、水平ボーリング作業のための基礎。

多くのマンホールがある。手前左側は電源。中央は産総研(旧地質調査所)のボアホール孔。左奥の建物の前にあるものも産総研のボアホール孔。右奥から手前に並んでいるのは排水用もしくは配線用にほられたものと思われるが、現時点では使用されていない。

敷地の右側は山になっていて、大雨の時には水路から水があふれるようだ。

アクロス震源のうち1台はここに設置することを検討している。奥にあるのは水平ボーリング孔。ボーリング孔の作業と干渉しないようにする必要がある。震源装置は「百葉箱」のような覆いをかけ、風通しを確保することと雨を防ぐ。
震源をコントロールするための制御盤はこの中に設置する予定。入り口の高さは現有の制御盤より低いので、搬入には工夫が必要。
車庫内部の写真。天井は十分に高いのだが、梁がじゃまになるかもしれない。現在は資材が置いてある。
敷地奥の水平ボーリング孔の前にあるマンホールとその内部。ケーブルは敷設されていない。震源装置設置のためにつぶしても良さそうである。
敷地ゲートに入ってすぐ右側にアクロス震源装置を設置できる場所がある。奥にある柱は街頭の柱。街頭への電源は地下から供給されているが、建物に沿って敷設されている可能性が高い。

敷地と右側のよう壁との間には水路がある。その奥は沢に通じている。沢からの水がこの水路を通って道路沿いの水路に排出される。