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 津波に対する防災を教えているお話しとしては「稲むらの火」が有名で、人形劇「コン太の稲むらの火」がつくられ、人形劇団フレッシュなどによって上演されています。しかし、地震の被害は津波だけではなく、地震の揺れも大きな被害をもたらします。そこで、耐震をテーマにして人形劇はできないでしょうか、と軽い気持ちで児島さん(損保ジャパン)に話をしたら、なんと本当にできてしまいました。「こぶたくんとおおかみくん 家を建てる」という題名です。聖徳大学短期大学部の幸田眞希先生が脚本をお書きになったものです。初演は2007年6月17日に横浜人形の家で行われました。
 この脚本は、イギリスの有名なお話しである「3匹の子豚」を元にしています。実際の登場人物はこぶた君とおおかみ君で、日本の木造家屋の耐震を想定した物語ではありますが、国や地域、文化的宗教的背景によって登場人物や建物の構造を変更することも可能である筋書きとなっています。この脚本の著作権は幸田教授にありますが、基本的なストーリーを変えなければ上演は自由ということで関係者が了解しています。また登場人物・建物などを変更して外国語へ翻訳することは歓迎していますが、ご連絡をいただければ幸いです。英語版を掲載してありますので、その他言語への翻訳の助けにしてください。
「こぶたくんとおおかみくん 家を建てる」 脚本
この人形劇の後に、筋交いや地盤について、簡単な解説をすると効果的です。小さな子供が相手ですから、短い時間で、飽きないような仕掛けが必要です。横浜の初演では、次のような装置を工夫して解説をしました。説明はこちらです。
初演の様子をムービーで見ることが出来ます。