地殻構造探査学

(大学院前期課程 2017年度後期配当)

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最新情報


内容とねらい

能書:物理探査法は、地下の物理的な応答を計測することによって、地殻の構造や活動を理解するために必要な情報を収集する有力な手段です。 地球内部(地下)の理解は、まず、地下を見ることから始まるというのが道理でしょう。 地球科学の研究発表にも地震波反射断面や比抵抗断面をよく見かけます。地震や地殻変動を扱う地球物理屋にとって、たとえデータ処理に興味がなかったとしても、地球内部の情報を得る手法がブラックボックスのままでよいでしょうか?

この講義では、地球科学で用いられている物理探査法について講義します。学部に基礎的な授業がなく、他大学にもあまりこの種の講義がないこと、ここには多様なバックグラウンドの学生がいることを考えると、基礎から始めざるを得ません。そうすると時間が限られているので、基礎的な理論に重点を置き、応用や探査の実際については簡単に扱います。理解を深めるために簡単なデータ処理実習も行います。

物理数学、弾性学と波動、電磁気学の基礎知識があることが望ましく、あると理解が容易です。決して難しい内容ではありませんが、数式はたくさん出てきます。なお、ベースとなるこれらの学問は地震学その他の地球物理学と共通です。

物理探査のテクニックを習得することが講義の目的ではありません。観測データから目的とする情報をいかに取り出すかということに頭を絞り、それらを駆使して挑戦する姿勢を学び、そのための手段として数学や物理学の基礎がいかに大切かを理解してほしいと考えます。


スケジュール

スケジュールと講義内容は予定です(変更されることがあります)。 適宜更新します。

月 日 内 容 説 明
1
10月04日 物理探査の概要
2
10月11日 波動論の基礎
3
10月18日 波動論の基礎(続き)
-
10月25日
---
---地震学会秋季大会のため休講---
4
11月01日 反射法の基礎
5
11月08日 反射法データ解析(ディジタルフィルタ)
6
11月15日 反射法データ解析(ディジタルフィルタ続き)
-
11月22日
---
---観測のため休講---
7
11月29日 反射法データ解析
8
12月06日 反射法データ解析(マイグレーション)
9
12月13日 反射法解析結果の解釈
10-11
12月20日
(3限と4限)
データ処理実習
  • Seismic Un*xを使って実際の2D反射法探査データを解析する。
  • データの切り出し、表示、スペクトル、フィルタ、ゲイン、速度解析、 CMP重合、マイグレーション、深度変換
  • 演習(課題その6)
  • 演習(課題その7)
  • 実習課題は各自で自由に進めてよい。
  • 実習の時間内に担当教員が在室し指導・助言を行う。

  • 提出課題についてはここを参照
  • 〆切は2018年01月17日。
12
01月10日 電磁気学の基礎
13
01月17日 電磁探査法(MT法)の基礎
14
01月24日 反射法および電磁探査法(MT法)の応用
15
01月30日 反射法および電磁探査法(MT法)の応用
  • 地球科学への反射法地震探査の適用
  • 地球科学へのMT法探査の適用


注意事項


データ解析演習

反射法地震探査のデータ解析演習です。内容は徐々に更新されていきます。


参考図書---興味ある人のために


Last modified: Tue Dec 12 18:53:42 +0900 2017