講演用教材の作り方

講演やら出前授業などを依頼された場合、パワーポイントでの説明だけでなく、実際の模型を使って説明をすると興味を持ってくれます。特に子供や小学生などを相手とする場合には効果絶大です。アナログ実験は、準備の手間はかかりますが、聴衆の直感と実感に訴える手法です。ここでは過去に作って使用した教材について作り方について公開したいと思います。

1.地盤の揺れやすさ(固さと柔らかさ)のデモ(横浜人形の家で使用)

東急ハンズで調達した素材を用いて、地盤の柔らかさが建物のゆれを大きくする様子を示したデモ。右の写真はその時の様子で、地震研究所の辻准教授が撮影してくれたものです。右側の家の模型の屋根が落ちて机の上に転がっています。(詳細)

「横浜人形の家」で行われた人形劇のちらし

2.筋交いの効果を示したデモ(横浜人形の家で使用)

こちらも東急ハンズで調達した素材を加工して、教材を作りました。「紙ぶるる」を用いるという方法もあったのですが、ある程度大きなものが必要だったので、簡単に自作をしてみました。これも地震研究所の辻准教授の撮影です。(詳細)

横浜人形の家」で行われた人形劇のちらし

3.ココアと小麦粉の断層実験セット

 東大地震研が作った実験装置のデッドコピーです。アクリルで部品を発注し、自分で組み立てました。2セットありますので、繰り返し実験が可能です。家や樹木のジオラマをのせると雰囲気がでます。