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センター概要 

施設概要

地震火山研究センターの施設

地震火山研究センターは、名古屋大学の東山キャンパスにある施設のほか、愛知県犬山市,愛知県豊橋市、岐阜県高山市に観測所の建物を持っています。これらの観測所の設立時には、研究者など職員が勤務して現地で地震計などのメンテナンスをしていましたが、現在ではデータを伝送するシステムの整備により 全ての職員が東山キャンパスに集まっています。各観測所ではそれぞれの場所の特性を活かし、新しい観測機器の開発のための実験的観測などが行われています。東山キャンパスでは、名古屋大学の観測点のデータだけでなく全国の観測点のデータが集まり、先進的な地震や火山噴火の研究を行うとともに、理学部地球惑星科学科や環境学研究科地球環境科学専攻の学生の研究教育指導を行っています。

地震火山研究センター
地震火山研究センター
地震火山研究センター

地震火山研究センターの本部は名古屋大学の東山キャンパスにあります。名古屋の東部丘陵地にある東山キャンパスは、都市の喧噪から離れた絶好の教育研究環境であると同時に、地下鉄名城線の駅がキャンパス内にあるという交通の便にも恵まれた場所です。地震火山研究センターの職員は、名古屋大学の学風である自由闊達な空気の元,東山キャンパスで最先端の地震火山研究を進めると同時に学生の研究教育指導にも当たっています。地震や火山の観測には、比較的近い場所へは公用車で向かいます。東名高速道路名古屋インターや名古屋高速道路の四谷インターも至近距離で、効率的な観測作業が可能となっています。遠い場所へは新幹線や航空機で向かいます。東海道新幹線の名古屋駅までは約30分,中部国際空港へは約1時間の距離です。中部国際空港からは全国の主要都市への便があり、地震火山をフィールドとした研究にとっても大変便利な場所です。

御嶽山火山研究施設
御嶽山火山研究施設

長野県から支援を受け、2017年7月木曽町三岳支所内に開設されました。2022年8月、新設オープンした御嶽山ビジターセンター(さとエリア三岳)に移転しました。

観測所
設備の写真が入ります。
犬山観測所

愛知県犬山市の山中にある観測所。国有林の中の堅固な岩盤の上に建設された観測所であるため、名古屋に近い割にノイズレベルが低い場所です。地球規模の広帯域地震観測網でありGEOSCOPEの広帯域地震計が設置されている観測所です。また低いノイズレベルを活かし、レーザひずみ計の試験観測も行われています。

設備の写真が入ります。
高山観測所

岐阜県高山市の郊外にある観測所。比較的冷涼な気候であることから、昔の観測記録紙の保管などがされています。名古屋からは高速道路で約2時間の距離にあります。

ここに三河観測所の写真が入ります。
三河観測所

愛知県豊橋市の郊外にある観測所。フィリピン海プレート直上で、東海スロースリップ域に極めて近いことから、プレート境界から反射してくる地震波の時間変化を捉えるためにACROSSの震源装置が設置されています。横坑の観測坑道があり、伸縮計・傾斜計の観測が行われています。