向陽高校SSH地学分野別研修(20100728-30)



 名古屋市立向陽高等学校2年生4名(引率教員1名)が7月28日(水)から7月30日(金)の3日間にわたり、SSH(スーパーサイエンスハイスクー ル):「地学分野研修」のため地震火山・防災研究センターに来訪しました。3日間の研修では、専門的な講義を聞き、実験で学生自らが計測したデータを計算して、重力の測定や地下構造を推定するなどの実習や地震の揺れを体感する演習などを行いました。研修を受けた皆さんは大変熱心にまた興味深く、担当教員の話を聞き研修に参加していました。

第1日 7月28日(水) 「重力と重力探査」 
担当講師: 鷺谷 威 教授
 
第2日 7月29日(木) 「地震波で地下構造を知る -屈折法実験-」
担当講師: 渡辺俊樹 准教授, 田所敬一 准教授  
第3日 7月30日(金) 「建物の振動計測」
担当講師: 飛田 潤 准教授
 



SSH研修(2010年7月28日-30日)  場所:環境総合館4階地域防災ホール他

研修内容 実施日 担当教員
第1日 
[重力と重力探査]
・万有引力と重力(講義)
・重力の測定(演習)
・実験1 -重力は高さによって変化するだろうか?(建物の各階毎の重力測定)
・重力による地下構造の推定(演習)
・実験2 -重力でトンネルは見つかるか?(地下鉄のトンネルをさがしてみよう)
7/28(水) 鷺谷 威 教授
第2日 
[地震波で地下構造を知る-屈折法実験-]
・地球内部構造・地震波の伝わり方・地下構造探査(講義)
・屈折法による地下構造の推定(実習内容の説明)
・実験:屈折法のデータ取得(模型で人工地震を発生させる)(演習)
・実習:取得した波形データから走時曲線を得る。地下構造を求める。
 (データ解析と計算、まとめ)
7/29(木)
渡辺俊樹 准教授
田所敬一 准教授
第3日 
[建物の振動計測]
・地震による建物の揺れと被害、振動の基礎(講義)
・高感度センサーによる建物微振動の計測と人力加振実験(演習)
・加振実験の結果の分析と、地震時の建物の揺れの予測(演習)
・予測した建物の揺れを搭乗型振動台で体験(演習)
・地震防災の重要性(講義、まとめ)
7/30(金) 飛田 潤 准教授



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